初めての出産立ち会いレポート!3706gの赤ちゃんが出てくるまでの20時間

 先日、やっとお腹の中から、はじめての赤ちゃんが出てきました。もともと、出産には立ち会いを希望していたのですが、これが想像以上に、すごい現場でした。


今回は、妻の陣痛が始まってから、出産までの20時間を、忘れないうちに書き留めておこうと思います。


陣痛の始まり~病院へ行くまで

一応、陣痛が始まったのは、夜の22時くらいでしたが、その日の夕方から、いつもよりお腹が痛いと言っていたので、もしかして今日かな?と思っていました。


この日はすでに、出産予定日を5日過ぎたところでした。それもあって、妻と一緒に1時間半ほど、ウォーキングをしたり、階段の上り下りをしたりしていました。


夕方までは、お腹の痛みはまだ不定期で、陣痛なのかどうか、わかりませんでした。


私は、今のうちとばかりに、買ったばかりのモンハンクロスをやっていたのであります。特産キノコを納品し終わったあたりで、そろそろ寝ておこうと思い、23時ごろに布団に入りました。

そのとき、妻は定期的な陣痛がくるようになっていたので、眠るのもつらそうだったのを覚えています。

そして、日付をまたいで、深夜の2時。妻の陣痛が激しくなってきたようで、「痛くなってきた」と言って起こされました。陣痛の間隔を計るアプリを使って調べていたところ、その時すでに、5分間隔くらいで陣痛がきているようでしたので、病院へ電話。

もう来ていいよ、とのことだったので、着替えを済ませ、病院へ車を走らせました。

深夜2時に入院してから、次の日のお昼13時まで

入院してからも、5分~10分間隔くらいで、陣痛が続きました。ただ、痛みはまだ我慢できる程度のようで、看護師さんも「意外と冷静やな」とか言ってました。

このときは、順調に見えたようで、次の日の午前中には生まれるかな?とか、そんな話をしていました。

しかし、お昼に近づくにつれ、だんだんと陣痛の間隔があくようになり、お腹のはりも弱くなってきてしまったのです。どうやら、赤ちゃんが出てくる出口は開いてきているんですが、肝心の赤ちゃんが、まだお腹の下に下りてきていないとのことでした。

医師からは、陣痛促進剤を進められましたが、薬嫌いな私は、副作用が心配で、最初はやめておこうと言いました。

ですが、その後も陣痛が強くなる気配はなく、妻にも疲労が見え始めていたので、やむなく薬を少しずつ投与することにしました。このとき、すでにお昼の13時過ぎでした。陣痛開始から15時間経過。

陣痛促進剤を投与してから、分娩室へ入るまで

ここからが大変でした。薬が効いてきたのか、だんだんと妻の顔から余裕がなくなっていきます。薬を投与して3時間後の16時くらいには、痛みのピークを迎えてきたようで、叫び声を上げるようになってきました。

しかし、赤ちゃんはまだ下りてきていなかったため、先に破水させる処置を行いました。このとき死ぬほど痛かったそうです。というか、「もう殺してくれー!死んだほうがマシや!」とかそんなことを叫んでいました…

ちなみに、この痛みのピーク時のために、持参していったテニスボールでお尻を抑えにいったのですが、「ちがーう!!!」と怒られてしまいました。

それから、やっと出口が10㎝くらいになったようなので、赤ちゃんはまだ下りてきてなかったけど、分娩室に入ることになりました。

分娩室から出産まで

ここからは、地獄のような光景でした。いや、まじです。

赤ちゃんは、分娩室に入って、ふんばってもなかなか自然に出てこないので、助産師さんたちが、お腹を押すことになりました。このとき、分娩室に入って1時間が経過していました。しかも、それでもまだ足りないようで、下から棒みたいなもので吸引しながらすることになってしまいました。

さらにさらに、出口を広げるために、ちょっと切りました。

妻が、息を大きく吸い込んで、助産師さんがお腹をボンボン押します。その間、お医者さんが、棒でグリグリと吸引します。妻は今までに聞いたことのないような悲鳴を上げています。このときの夫の無力感は異常。

その一連の動きを、4回くらい繰り返したでしょうか。妻は意識を失いかけていました。

「赤ちゃんの頭でてきたよ!頑張って!!」

助産師さんの声が聞こえ、最後のふんばり。妻の頭の方から見ていた私にも、ついに赤ちゃんの姿が確認できました。このとき、あえてBGMを流すのであれば「英雄の証」で決まりでしょう。

赤ちゃんの全身が出てくると、周りの助産師さんや、看護師さんが「おめでとー!」と言ってくれました。妻が泣いているのをみて、私も泣いてしまいました。これ書いている今も思い出して泣きそうです。

赤ちゃんの体重を測ると、3706g。デカい。そりゃなかなか出てこなかったわけですな。

陣痛から出産まで、20時間の長い道のりでした。

立ち会いを終えて

実際に現場を見て感じたのは、出産はできるだけ立ち会った方がいいということです。自分の目で、赤ちゃんを生むことがどんなに大変なことか、見てみることが、今後の財産になると思います。

妻やこどもへの接し方も、変わるかもしれませんね。良い意味で。

ただ、このへんの感じ方は、男性でもけっこう違いがありそうなので、無理にとは言いません。実際に、私の知り合いは、立ち合いは絶対イヤだと言っています。

ちなみに、私は分娩室にいる間は、ずっと動画を撮影していたので、こどもが大きくなったらこの映像を見せてやろうと思っています。

さて、これからは育児中心の生活になりそうですが、早く自分のペースをつかんで、子育てを楽しみたいと思います!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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