こんにちは。家電を使った家事の時短が大好きなあぽとらです。
男性で育児休業を10カ月取得し、家事をやり込んだ筆者が、家事を効率化するためのお掃除ロボット「ルンバ」の各機種を徹底比較しますよ!
いざ、ルンバ買うぞー!ってなっても、調べだすと種類がたくさんあって、どれを買ったら良いか分からない!ということがよくあると思います。
今回はそんな人のために、どのルンバで何ができるのか?を理解し、自分のニーズに合ったルンバを探せるように解説しこうと思います。
- とりあえず、お掃除ロボット「ルンバ」がほしい
- ルンバの種類ごとの違いを知りたい
- ルンバのおすすめ機種を知りたい
- ルンバを使っている人の意見を知りたい
ちなみに、私はルンバ875Aを購入して使用しているので、その使用感なんかもあわせてお伝えできればと思います。
◆目次
ルンバの種類は大きく分けて3つ
アイロボットの公式サイトを見ると色んな機種があってややこしそうに見えますが、大きく分けるとルンバは3つのシリーズで分類されています。
3つのシリーズとは、600シリーズ、800シリーズ、900シリーズ。番号が大きくなれば、性能も上がるとお考えください。
では、各シリーズごとのスペックを見ていきましょう。
ルンバ600シリーズ
現在、公式のオンラインストアで販売しているルンバ600シリーズはルンバ643のみです。
600シリーズは、ルンバの入門機といえるポジションで、価格も比較的安め。
ただ、エントリーモデルとはいえ、スペックはなかなかの高性能です。
ルンバ600シリーズの清掃能力
ルンバ600シリーズの特徴は、高速応答プロセスiAdaptという人口知能を搭載している点。これは、清掃中にルンバが自分で考え、40以上の行動パターンから最適な動作を実行するというもの。
つまりルンバ600シリーズの走行方法は、ランダムで走行はするものの、人工知能を組み合わせて掃除するので、非常に綺麗な仕上がりとなります。
他社でたまにある低価格なお掃除ロボットでは、このような人工知能が搭載されていないものがあるため、掃除に時間がかかったり、取り残しがあったりするわけですね。
また、ルンバ600シリーズは3段階クリーニングシステムというものを採用しています。

アイロボット公式サイトより引用
これは
- エッジクリーニングブラシ(端っこについている、クルクル回るブラシ)で壁際や角のごみをかきだす
- 中央の2本のブラシでごみをかきこむ
- チリやホコリ、ハウスダストまでもきっちり吸い取る
の清掃作業を同時に行うことができるというもの。要はすごくきれいになりますよってことです!w
特にうちのように赤ちゃんがいる家なんかは、ハウスダストまできれいに掃除できるのは嬉しいポイントですね。
ハウスダストがアレルギーの原因になることもあるので、うちは毎日ルンバを動かしています。
その他、ルンバの全機種で共通ですが、10㎝までの隙間なら下に潜って掃除してくれます。段差も2㎝までなら乗り越えることが可能。
ルンバ600シリーズのデメリットとしては、上位機種の800シリーズに比べ、吸引機構に採用しているブラシに髪の毛等が絡まりやすく、定期的なメンテナンスが必要な点です。
ペットを家の中で飼っていて、毛がたくさん落ちているというような家庭では、上位機種の800シリーズの方がおすすめと言えるでしょう。
掃除が終わったあとは、ダストボックスを引き抜いて、中身をごみ箱に捨てるか、普通の掃除機で吸い取ってやればそれで終わりです。
最長で1時間ほど、部屋中をグルグル掃除してくれるので、普通の一般家庭では十分なスペックと言えますね。
購入可能なルンバ600シリーズ
公式サイトではルンバ643のみの販売ですが、Amazonなんかではよく限定モデルが販売されていることがあります。
Amazonを見ているとルンバ600シリーズの中にもルンバ691、690、680、620というように色々と出てくるので、これまたややこしく思うかもしれません。
しかし、どの600シリーズでも本体性能は全く同じであるということを覚えておけば、あとは大した違いはありません。
ここでいう本体性能とはロボット掃除機としての清掃能力のことを言います。
掃除機を選ぶのに、基本の清掃能力を重視するのは当たり前ですよね?
じゃあ、他は何が違うのかという話ですが、スマホのアプリと連動させる機能の有無や、スケジュール機能の有無、付属品(バーチャルウォールやその個数)、バッテリーの寿命等が違ってきたりするわけです。
床に置くことで赤外線で見えない直線の壁を作り、ルンバが進入できないようにするもの。
入ってほしくない部屋の入口などに置いて使います。
バーチャルウォールの上位版。円形の進入禁止エリアを作る「ヘイローモード」が追加されています。
複数の部屋を順番に掃除することができるようになります。バーチャルウォールとして使用することも可能。
ただし、ライトハウスモードを搭載している機種でないと使えません。
あれば便利!というものもあれば、家庭によってはあまり必要のないものもあるでしょう。
どのシリーズを購入するかが決まれば、最後はニーズと予算に合わせてこのようなプラスαの機能を見て行けばOK。
スマホアプリの連動機能があれば、外出先でも遠隔で掃除を開始できたりするわけですが、まぁぶっちゃけ要らんよなぁって感じですw
うちは、子どもが寝てる夜の間や、出かける前にスイッチを押すというやり方なので。赤ちゃんがいると掃除できるタイミングも不規則なのでスケジュール機能もあまり使っていません。
当然、価格も付属機能や付属品が少ない方が安いことが多いです。
ルンバ600シリーズを買うなら、予算は5万円以内といったところですね。それ以上になると、ちょっと割高だと思います。タイミングが良ければ5万円を切るくらいで800シリーズを買えたりもするので。
Amazonは特に製品の入れ替わりが早いので、定期的にチェックしてみることをおすすめします。
こちらのAmazon限定のルンバ642だと、アプリ連動機能のないバージョンなので、4万円を切る価格で購入可能ですね(2018/09/08現在)。なかなかコスパが良いので、とりあえず安く入門機が欲しいという方にはおすすめできます。
Amazonの現在の価格は下のリンクに表示させています。
ルンバ800シリーズ
前まではルンバ800シリーズが最上位機種でした。
今はルンバ900シリーズの登場により、中位機種となったものの、清掃能力はルンバ600シリーズと比べてもかなりグレードアップしています。
ルンバ800シリーズの清掃能力
ルンバ600シリーズとの一番大きな違いはクリーニングシステム。
ルンバ600シリーズは前述したとおり、3段階クリーニングシステムを採用していますが、ルンバ800シリーズはAeroForceクリーニングシステムを採用しています。
中央の2本のローラーはブラシではなく、ゴムのような素材でできており、ごみを浮き上がらせながら強力なモーターで吸引するというもの。
これにより、吸引力は最大で5倍、ごみ除去率は最大で1.5倍になっているそうです。
私が現在使用しているルンバ875も、このAeroForceクリーニングシステムなのですが、たしかにめちゃくちゃたくさんごみを取ってくるんですよね。カーペットの上なんかでもガンガン吸い取ってきます。
3段階クリーニングシステムのブラシだと、絡まった髪の毛などを取り除く作業が出てくるのに比べ、ルンバ800シリーズのローラーはそういったメンテナンスがほとんど不要ということも大きいです。
また、ゴミセンサーもダブルで搭載しており、ルンバ600シリーズに比べ、ごみの取り残しが少なくなっています。
走行方法についてはルンバ600シリーズと同様で、ランダムで走行しつつ、人工知能で考えながら賢く清掃してくれるというもの。
その他、ルンバ600シリーズにあった機能は、基本的にルンバ800シリーズにも搭載されています。
以上のことから、ルンバ800シリーズはメンテナンスをちょっとでも少なくしたい方や、ペットの毛などで床がかなり汚れやすいような家庭におすすめです。部屋の作りにもよりますが、これくらいのスペックがあれば、普通の掃除機はほとんどかけなくなるレベルです。
購入可能なルンバ800シリーズ
まずアイロボット公式サイトで現在購入できるのは、最新のルンバ890(¥69,880(税抜))(2018/09/08現在)のみとなっています。
その他Amazon等で探す場合は、とりあえず公式サイトの価格を参考にすると良いですね。
ルンバ600シリーズの時と考え方は同じで、ルンバ800シリーズであれば、本体性能(清掃能力)は全て同じ。
付属品やライトハウスモード(お部屋ナビという付属品を使って複数部屋を掃除するモード)機能の有無等で分かれているだけです。
ただ、現在ライトハウスモードを搭載しているルンバ880は、かなり価格が高くなっているため、あまりおすすめしません。Amazonで9万円ほどするので、その金額を出すのであれば、ルンバ900シリーズの下位機種ルンバ960を購入した方が良いです(2018/09/08現在)。
こちらはAmazon限定モデルのルンバ891です。公式サイトより少しだけ安く購入することができますね。
ただ、こちらも価格が動きやすいので、割高のものを買わないように注意しましょう。
ちなみに私が前に購入したのはルンバ875Aという機種でしたが、当時はギリギリ4万円台で購入することができたので、タイミングによってはもう少し安く購入することができるかもしれません。
予算にもよりますが、私がルンバ800シリーズを購入するのであれば、5万円台~6万円台前半くらいのタイミングを狙いたいですねw
ルンバ900シリーズ
ここからが、ルンバの最上位機種になります。現在販売されているのはルンバ980とルンバ960の2種類。
価格はルンバ600シリーズや800シリーズに比べるとグッと上がりますが、その分スペックもかなり上がっています。
ルンバ900シリーズの清掃能力
ルンバ900シリーズの特徴としては、何といってもiAdapt2.0ビジュアルローカリゼーションを搭載している点。
これはどういうことかというと、要はルンバ自身にカメラがついており、ルンバ自身が部屋のどこにいるかを把握し、多彩なセンサーでどこが掃除できていないのかを判別することができるというもの。
下位機種とは比べものにならないくらいの、効率的な掃除をすることが可能になっています。
そして一度に清掃できる面積はなんと最大112畳!ちょっとしたオフィスでも使えますね!というか普通の家でそんなに使わんだろ!wというくらいのオーバーハイスペック。
ルンバ600シリーズやルンバ800シリーズでは、基本的には1つの部屋ごとに掃除することを想定していますが、ルンバ900シリーズはもう一気に全部いっちゃえ!ということになっております。(600、800でもある程度複数部屋の掃除は可能)
そのため、ルンバ900シリーズでは清掃中にルンバのバッテリーがなくなってきたら自動的にホームへ充電に戻り、充電が完了したらまた自動的に掃除を再開するという機能までついています。もはや次世代ロボット。
また、最上位のルンバ980に限りますが、新搭載のハイパワーモーターG3により、カーペットブースト機能(カーペットやラグの上では自動的に吸引力を最大10倍に引き上げる)がついています。そこまで要るか?
とにかく、清掃方法が従来のルンバと全くと言っていいほど違うので、ルンバ900シリーズからは別次元のお掃除ロボットと考えた方が良いでしょう。
デメリットを上げるのであれば、価格がとにかく高いこと。それに尽きます。
購入可能なルンバ900シリーズ
前述したように、現在はルンバ980とルンバ960が購入可能。
アイロボット公式サイトではルンバ980が125,000円(税抜)、ルンバ960が89,880円(税抜)で販売されています。(2018/09/07現在)
ルンバ960になると、かなり価格が安くなるように思えますが、スペックも少し下がります。
ルンバ960は先ほどのカーペットブーストがないのと、バッテリーの稼働時間が最大75分と、ルンバ980の120分に比べて短くなっています。
まぁ個人的にはそれでも十分なスペックだと思いますけどね。
Amazonの方でも限定モデルルンバ961が販売されています。
価格も公式サイトとそこまで変わらないくらい。
ただ、やはりこのシリーズはどうしても9万円くらいは超えてくるので、予算に相当余裕がないと選択肢には入ってこないでしょうね。
個人的には普通の一般家庭で動かすには少しオーバースペックで、かなり広い家やオフィスなんかで使うとちょうどいいんじゃないかなと思います。
また、多くの家庭がすべての部屋をルンバで掃除するというわけではない(普通の掃除機を使うところもある)ので、今のところは中位機種のルンバ800シリーズで満足するユーザーがほとんどじゃないでしょうか。
実際に私の家でもルンバに掃除してもらうのは、主に1階のリビングと和室、2階の廊下と寝室です。たぶんこれをルンバ900シリーズにやらせても結果はあまり変わらないかと…w
というわけで、ルンバ900シリーズは予算に余裕のある人で、広い家を一気にルンバで掃除させたい!という人にはおすすめです。
ルンバのレンタルサービス
ここまで、ルンバの各シリーズについて、個人的な感想も交えて紹介してきました。
ただし、あくまで私の主観を入れて書いているので、実際に使ってみるとちょっと違うなぁということもあると思います。
ルンバはそこそこ高額のお買い物になるため、一度お試しで使ってみて、それから考えるということも可能です。
アイロボットレンタルサービスに申し込めば、15日間お試し価格で体験できるため、そちらを検討するのもありでしょう。
私の知り合いはお試しで使って、その後すぐに購入していたので、やはり使うと欲しくなるみたいですねw
一度ルンバに掃除をさせてしまうと、次から自分で掃除機をかけるのが面倒くさく感じるんですよねぇ。
おすすめのルンバまとめ
最後に、ルンバのシリーズ別にどんな人におすすめかをまとめておきます。
- とにかく安いルンバがほしい人
- 初めて買うので入門機で良い人
- 普通の掃除機と併用するつもりの人
- マンションやアパートで部屋がそこまで広くない人
- ペットを室内で飼っていない人
- フローリングが多い家に住んでいる人
- 予算5万円以内の人
- そこそこスペックの高いルンバが欲しい人
- ルンバのメンテナンスを極力減らしたい人
- 絨毯を多く敷いている家に住んでいる人
- 普通の掃除機はあまり使わず、できるだけルンバに掃除させたい人
- ペットを飼っていて床に毛がたくさん落ちている家に住んでいる人
- 予算7万円程度の人
- とにかくハイスペックなルンバが欲しい人
- 複数の部屋を一気にルンバで掃除したい人
- 床掃除は全てルンバで完結させたい人
- 広い家に住んでいるお金持ちの人
- 掃除機に10万円かけても良い人
機種関係なく言えることですが、ルンバを使う最大のメリットは「自分の時間を作る」ことだと思います。
自分で掃除しなくてはいけなかった時間をロボットにまかせ、空いた時間で別のことをする。
まさにお金で時間を買う典型的な例ですね。
未来の自分の時間のために初期投資をすると考えれば、案外高すぎる買い物でもないのかもしれません(あくまで私の考え方ですが!)
以上、あぽとらでした!
皆様のルンバ選びの参考になれば幸いです。ではでは。
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